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Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05164-03
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競合の軽減

データ・ストアで競合が発生すると、アプリケーションのパフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。

アプリケーションでの競合を軽減するには、次の手順を実行します。

ロックの競合および同時実行性の低下が原因でアプリケーションのパフォーマンスが低下している場合は、パフォーマンスを向上させるために、まず競合を軽減する必要があります。

ロックの競合の詳細は、SYS.MONITOR表内のLOCK_GRANTS_IMMED、LOCK_GRANTS_WAITおよびLOCK_DENIALS_CONDの列を参照してください。

同時実行性が制限されたためスループットが低下している場合またはレスポンス時間が問題となっている場合は、アプリケーションでODBCコールをシリアライズして競合を回避することができます。これを行うには、単一のスレッドでそれらのすべてのコールを発行します。単一のスレッドを使用すると、アプリケーションの側でキューおよびスケジュールを行う必要があります。この場合、競合および待機時間を減らすためにCPU時間が多少長くなります。結果として、データ・ストアに大部分の時間を使う同時実行性の低いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。